第7回 日本ロボットリハビリテーション・ケア研究大会 in 博多

GREETINGご挨拶

2017年11月18日・19日の2日間の日程で、第7回日本ロボットリハビリテーション・ケア研究大会を福岡で開催させていただくこととなりました。本研究会は「先進的な技術を現場で有効活用することについて研究し、その成果をすべての人に還元する」の主題のもと発足され、主催する研究大会も年を追う毎に盛会となっております。

今回は「地域社会の中でのロボットが果たす役割」をテーマに、特別講演、教育講演、パネルディスカッション、一般演題のほか、会場ホワイエでの機器展示を行い、実際のロボットを見て、触って体験いただく内容も企画しております。今回の研究大会におきましても医師、理学療法士、作業療法士等の医療や福祉施設等に勤務する看護職介護職、工学関係者など様々な職種の方々の参加を見込んでおり、ロボットリハビリテーションおよびケアに関する活発な討論を期待したいと存じます。

昨今、脳卒中患者は死亡率が減少する一方で患者数そのものは増加しており、それに伴い要介護人口も年々増加の一途を辿っております。日本の社会はますます少子高齢化がすすみ、介護現場での人手不足が懸念されています。そのような中、政府は日本再興戦略を公表し介護ロボット開発を至上命題としてかかげましたが、実際のところ現場でのロボット導入は進んでいない現状にあると思われます。これらの問題を解決するためにまずは医療・福祉現場の専門職である我々自身が介護ロボット、リハビリロボットについて十分に理解して活用することが肝要ではないでしょうか。

11月の福岡は気候も穏やかで過ごしやすい季節です。玄界灘でとれた新鮮な魚やもつ鍋、ラーメンなど美食にことかかない地でもあります。ぜひ研究大会のみならず懇親会にもご参加いただき、福岡の街を十分にご堪能いただければ幸いに存じます。

最後になりますが多くの方々にご参加いただき、本研究会を活発な意義のあるものにしていただきますよう心より祈念いたしております。

第7回 日本ロボットリハビリテーション・ケア研究大会
大会長 入江 暢幸
医療法人博仁会
福岡リハビリテーション病院 副院長

大会長 入江 暢幸
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